ザグレブ:クロアチアの首都、知られざる魅力を探る旅
クロアチアの首都ザグレブ。アドリア海の青い海、ダルマチア地方の歴史的な街並みは、多くの旅行者の憧れですが、内陸に位置する首都ザグレブもまた、独自の魅力に溢れた都市です。今回は、そんなザグレブの魅力を、詳細・周辺情報、観光、グルメ、そして旅行者の感想などを交え、2000文字以上でご紹介します。
ザグレブの基本情報と歴史的背景
ザグレブは、クロアチア北部に位置し、サヴァ川沿いに広がる都市です。人口は約80万人で、クロアチアの政治、経済、文化の中心地となっています。その歴史は古く、11世紀にはすでに町としての記録があり、中世には司教座が置かれるなど、宗教的・政治的な中心地として発展しました。
ザグレブは、大きく分けて「上町(Gornji Grad)」と「下町(Donji Grad)」の二つの地区に分かれています。上町は、かつての貴族や聖職者の住居が集まっていた歴史地区で、石畳の小道や中世の面影を残す建物が並びます。一方、下町は、19世紀に計画的に開発された近代的な地区で、広場や公園、博物館などが点在しています。この二つの地区が融合し、ザグレブならではの独特の景観を作り出しています。
ザグレブの周辺情報:日帰り旅行で訪れたい魅力的なスポット
ザグレブ市内だけでなく、その周辺にも魅力的なスポットが点在しており、日帰りで訪れることができます。
サムボル(Samobor):絵本のような可愛らしい町
ザグレブからバスで約40分、サムボルは「クロアチアの絵本」と称されるほど、可愛らしい雰囲気を持つ町です。丘の上に立つサムボルの城跡からは、周囲の美しい田園風景を一望できます。特におすすめなのは、名物の「サムボルシュカ・クリシュカ(Samoborska Kremsnita)」というクリームケーキ。サクサクのパイ生地と濃厚なカスタードクリームの組み合わせは絶品です。
ドゥブロヴニク?いいえ、トラコシュチャン城(Trakošćan Castle)
「クロアチアのノイシュバンシュタイン城」とも呼ばれるトラコシュチャン城は、ザグレブから車で約1時間半の場所にあります。湖のほとりに佇む美しい城は、まるで中世の物語から抜け出してきたかのようです。城内は博物館になっており、当時の生活を垣間見ることができます。周辺の自然も豊かで、散策するだけでも癒されます。
ヤルン湖(Jarun Lake):ザグレブ市民の憩いの場
ザグレブ市内からトラムでアクセスできるヤルン湖は、市民の憩いの場として親しまれています。広大な湖畔には、カフェやレストラン、スポーツ施設が整備されており、夏には水泳やボートを楽しむ人々で賑わいます。夕暮れ時には、湖面に映る夕日を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。
ザグレブの観光:見どころ満載の必訪スポット
ザグレブには、歴史的な建造物からモダンなアートまで、多様な見どころがあります。
聖母被昇天大聖堂(Cathedral of the Assumption of Mary):ザグレブのシンボル
ザグレブのシンボルとも言えるのが、この壮麗な大聖堂です。13世紀に建てられたゴシック様式の建築は、2つの高い尖塔が特徴的です。内部のステンドグラスや祭壇も美しく、静かで厳かな雰囲気に包まれています。
聖マルコ教会(St. Mark’s Church):カラフルな屋根瓦に注目
上町の中心に位置する聖マルコ教会は、そのユニークな屋根瓦が目を引きます。左側にはザグレブの紋章、右側にはハプスブルク家の紋章が描かれており、歴史的な背景を感じさせます。内部のフレスコ画も必見です。
ドラツ市場(Dolac Market):活気あふれる地元の台所
ザグレブの台所として、地元の人々で賑わうドラツ市場。色とりどりの新鮮な野菜や果物、チーズ、パンなどが並び、活気にあふれています。地元の人々の生活を垣間見ることができる、まさにザグレブの「生きた」スポットです。お土産探しにも最適です。
失恋博物館(Museum of Broken Relationships):ユニークな体験
世界でも珍しい「失恋」をテーマにした博物館。失恋の思い出の品々が、それぞれのストーリーと共に展示されています。ユーモアと哀愁が入り混じった展示は、訪れる人々に様々な感情を呼び起こします。
ケーブルカー(Funicular):上町へのショートトリップ
下町から上町へ短時間で移動できる、可愛らしいケーブルカー。わずか64メートルの距離を、約1分かけてゆっくりと登ります。ザグレブで最も短い公共交通機関としても有名です。
ストロスマイア広場(Ban Jelačić Square):ザグレブの中心
ザグレブの中心地であり、人々の待ち合わせ場所としても賑わう広場です。広場の中央には、クロアチアを国民的英雄であるバン・ヨシップ・イェラチッチの騎馬像が立っています。周囲にはカフェやショップが立ち並び、ザグレブの活気を感じることができます。
ミマ広場(Mimara Museum):芸術に触れる
クロアチアの著名な美術収集家、ペトル・ミルコヴィッチ・ミマ氏が収集した膨大なコレクションを展示する美術館です。古代から現代までの幅広いジャンルの美術品が収蔵されており、芸術好きにはたまらない場所です。
ザグレブのグルメ:クロアチアの食文化を堪能
ザグレブでは、クロアチアの伝統的な料理から、モダンな創作料理まで、様々なグルメを楽しむことができます。
シュトゥルクリ(Štrukli):ザグレブ名物
ザグレブを訪れたら、絶対に外せないのが「シュトゥルクリ」。これは、チーズを詰めて焼いた、または茹でたパスタのような料理です。甘いものと塩味のものがあり、家庭によってレシピが異なるのも特徴です。ザグレブの家庭料理の代表格と言えるでしょう。
ペカ(Peka):伝統的な調理法
肉や野菜を、ドーム型の鉄製の蓋(ペカ)をかぶせて、炭火でじっくりと蒸し焼きにする伝統的な調理法です。肉は驚くほど柔らかく、野菜は素材の旨みが凝縮されています。時間のかかる料理なので、事前に予約しておくのがおすすめです。
クルーノ(Kulen):ピリ辛のソーセージ
スラブ地方(クロアチア北東部)の特産品である、豚肉を原料としたスパイシーなソーセージです。パプリカなどの香辛料が効いており、ワインのお供にもぴったりです。
クロアチアワイン
クロアチアは、知る人ぞ知るワインの産地でもあります。特に、内陸部では質の高い白ワインが多く生産されています。地元のレストランで、クロアチアワインをぜひ試してみてください。
ザグレブ旅行者の声:実際に訪れた人たちの感想
ザグレブを訪れた旅行者からは、以下のような声が多く聞かれます。
「アドリア海沿岸の観光地と比べて、落ち着いた雰囲気でゆっくりと観光できた。」
「上町と下町のコントラストが面白く、歩いているだけで飽きない。」
「ドラツ市場の活気と、そこで売られている新鮮な食材に感動した。」
「失恋博物館は、想像以上に興味深く、考えさせられるものがあった。」
「シュトゥルクリが想像以上に美味しかった。毎日でも食べたいくらい!」
「意外と見どころが多く、期待以上に楽しめる都市だった。」
まとめ
ザグレブは、クロアチアの喧騒から少し離れた、落ち着いた雰囲気を持つ魅力的な都市です。歴史的な上町と近代的な下町が織りなす景観、周辺に点在する絵本のような町や美しい城、そして温かい人々と美味しいグルメ。これらの要素が組み合わさり、ザグレブは訪れる人々を魅了します。
アドリア海沿岸の観光地とは一味違う、クロアチアの知られざる魅力を探求したい方には、ザグレブへの旅を強くおすすめします。きっと、あなたの旅の思い出に、忘れられない彩りを添えてくれることでしょう。

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