コモ

観光・イタリア

コモ湖畔の宝石、コモの魅力に迫る

イタリア北部、スイスとの国境近くに位置するコモ。その名前を聞けば、多くの人が世界屈指の美しい湖「コモ湖」を思い浮かべることでしょう。しかし、コモ湖の玄関口としての顔だけでなく、コモ市自体も歴史と芸術、そして美食に彩られた魅力あふれる都市なのです。今回は、そんなコモの魅力を、詳細な情報、周辺情報、観光、グルメ、そして旅行者の視点からの感想を交えて、余すところなくお伝えします。

コモ市の概要と歴史的背景

コモ市は、コモ湖の南端に位置し、その美しい景観と温暖な気候で古くから人々を魅了してきました。古代ローマ時代には重要な交易拠点として栄え、その後もロンバルディア公国の一部として、そしてミラノ公国の支配下で、その戦略的な重要性を保ち続けてきました。

中世には絹織物産業の中心地として発展し、この伝統は現代にも引き継がれています。歴史的な建造物が多く残る旧市街は、当時の繁栄を偲ばせる風情にあふれています。大聖堂(ドゥオーモ)や広場、そして歴史的な邸宅群は、訪れる人々に悠久の歴史を感じさせてくれるでしょう。

コモ周辺の地理とアクセス

コモ湖は、イタリアで3番目に大きい湖であり、その形状はアルファベットの「Y」の字に似ています。コモ市は、この「Y」の字の南端に位置しています。周辺の都市としては、ミラノが南に位置し、電車で約1時間とアクセスは良好です。スイスのルガーノへも、車や電車で容易にアクセスできます。

コモ湖周辺の景観は、手つかずの自然と、湖畔に点在する高級ヴィラ、そして緑豊かな山々が織りなす絵画のような美しさです。湖水は澄んでおり、四季折々の表情を見せてくれます。

アクセス方法

* **空路:** 最寄りの空港はミラノ・マルペンサ空港(MXP)です。空港からコモまでは、電車、バス、またはタクシーでの移動となります。電車の場合は、マルペンサ・エクスプレスでミラノ中央駅まで行き、そこからコモ・サン・ジョヴァンニ駅へ向かうのが一般的です。
* **鉄道:** ミラノ中央駅からは、コモ・サン・ジョヴァンニ駅(Como San Giovanni)へ直通の電車が頻繁に運行しています。所要時間は約40分〜1時間です。また、ミラノ・カドルナ駅(Milano Cadorna)からは、コモ・ノルダ駅(Como Nord)へ向かう電車もあります。
* **車:** ミラノからは高速道路A9号線を利用して約1時間です。しかし、コモ市内は道が狭く、観光シーズンは交通渋滞も予想されるため、車での移動は注意が必要です。

コモ市内の見どころ:歴史と美の融合

コモ市は、歩いて散策するのに最適な都市です。旧市街には、歴史的な建造物や魅力的な広場が点在しています。

コモ大聖堂(Duomo di Como)

コモのシンボルとも言える大聖堂は、15世紀に建設が始まり、約2世紀かけて完成しました。ゴシック様式とルネサンス様式が融合した壮麗な建築で、内部のフレスコ画やステンドグラスも見事です。正面のファサードには、聖母マリアと使徒の彫刻が施されており、その精巧さに目を奪われます。

旧市街(Centro Storico)

石畳の道が続く旧市街は、散策するだけで楽しいエリアです。趣のある建物に囲まれた広場では、地元の人々がくつろいでいる様子が見られます。お土産店やカフェ、レストランが軒を連ね、ぶらぶら歩きながらショッピングや休憩を楽しむことができます。

ヴォルタ広場(Piazza Alessandro Volta)

コモ出身の偉大な物理学者、アレッサンドロ・ヴォルタを称える広場です。広場の中央には、ヴォルタの像が鎮座しています。広場周辺には、カフェやレストランがあり、人々が集まる憩いの場となっています。

ヴォルタ博物館(Tempio Voltiano)

ヴォルタ博物館は、ヴォルタの功績を称えるために建てられた円形の建物です。内部には、ヴォルタが発明した数々の機器のレプリカや関連資料が展示されており、科学の歴史に触れることができます。湖畔に面しており、その景観も素晴らしいです。

サン・フェデレ教会(Basilica di San Fedele)

ロマネスク様式の美しい教会で、11世紀に建てられました。独特の円形の平面を持つ構造は、他に類を見ない特徴です。静かで落ち着いた雰囲気があり、内部の装飾も魅力的です。

ロープウェイで眺める絶景:ブルナーテ(Brumate)

コモ市街からロープウェイに乗って、標高700メートルを超えるブルナーテへ行ってみましょう。ロープウェイからの眺めは圧巻で、コモ湖とその周辺の街並み、そして遠くアルプスの山々まで一望できます。ブルナーテからは、さらに高台にある「ファロ・ビスタ」まで歩くことができ、そこからのパノラマビューはまさに絶景です。

コモ湖クルーズ:湖上から楽しむ別世界

コモ湖を訪れるなら、絶対に外せないのが湖上からの景色を楽しむクルーズです。様々な種類のクルーズがあり、目的に合わせて選ぶことができます。

公共フェリー

コモ、ベルラージオ、メナッジョといった主要な湖畔の町を結ぶ公共フェリーは、手軽に湖上からの景色を楽しむのに最適です。日帰りで複数の町を訪れることも可能です。

プライベートボートツアー

より特別な体験を求めるなら、プライベートボートツアーがおすすめです。ガイド付きで、湖畔に点在する豪華なヴィラを間近で見たり、静かな湾で泳いだりすることもできます。

遊覧飛行

さらに贅沢な体験として、ヘリコプターでの遊覧飛行もあります。上空からコモ湖の壮大なスケールと、周辺の美しい景観を堪能できます。

コモ周辺の魅力的な町々

コモ市だけでなく、コモ湖周辺には魅力的な町が点在しており、それぞれに個性があります。

ベルラージオ(Bellagio)

「コモ湖の真珠」と称されるベルラージオは、湖のほぼ中央に位置し、3つの「Y」の腕が交わる地点にあります。迷路のような石畳の小道、カラフルな家々、そして湖を見下ろす美しい公園(ヴィラ・メリ)があり、絵葉書のような風景が広がっています。

メナッジョ(Menaggio)

湖の西岸に位置するメナッジョは、比較的地元の人々が多く住む、落ち着いた雰囲気の町です。湖畔の散歩道や、昔ながらの広場、そして周辺の山々へのハイキングコースが魅力です。

ヴァレンナ(Varenna)

湖の東岸に位置するヴァレンナは、カラフルな家々が湖畔に連なる、ロマンチックな雰囲気の町です。断崖に建つヴィラ・モナステロの庭園は必見です。

コモのグルメ:イタリアの味覚を堪能

イタリアに来たからには、やはり食事も楽しみの一つです。コモとその周辺では、新鮮な湖の幸や、ロンバルディア地方ならではの郷土料理を堪能できます。

魚料理

コモ湖で獲れる新鮮な魚は、ぜひ味わいたい食材です。特に、ペルケ(Persico)(マスの仲間)を使った料理は、コモ湖ならではの逸品です。フリット(揚げ物)や、バターとレモンでソテーしたものが定番です。

リゾット・アル・ペルケ

コモ湖の郷土料理として有名なのが、リゾット・アル・ペルケです。クリーミーなリゾットに、ペルケのソテーが乗った、見た目も味も満足の一品です。

ポレンタ(Polenta)

ロンバルディア地方でよく食べられるポレンタは、トウモロコシ粉を練って作るお粥のような料理です。チーズを加えたり、肉料理の付け合わせにしたりと、様々な食べ方があります。

チーズ

周辺の山々で作られるチーズも、ワインと共に楽しみたい逸品です。

ジェラート

イタリアといえば、やはりジェラート。コモの街角にも、美味しいジェラート店がたくさんあります。湖畔を散歩しながら味わうジェラートは格別です。

ワイン

ロンバルディア州は、ワインの産地としても知られています。特に、スプマンテ(スパークリングワイン)のフランチャコルタ(Franciacorta)は有名で、コモで食事をする際にはぜひ試してみてください。

おすすめのレストラン

* **Ristorante La Lanterna:** 湖畔に位置し、新鮮な魚料理が楽しめる人気店です。
* **Osteria del Gatto:** 伝統的なロンバルディア料理を落ち着いた雰囲気で味わえるお店です。
* **Gelateria
Mariana Gelatina Palaccio Tira</d

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